Top Message経営陣の想い
新潟×海天で世界を目指す。
2016 年に中国の海天国際ホールディング社との合弁会社 「新潟海天成形機株式会社」を設立後、2022 年新潟機械株式会社を設立。そして、2023 年株式会社ニイガタマシンテクノの射出成形機事業を分割し、新潟機械株式会社がこの事業を承継。新潟機械株式会社としてスタートしました。2025 年には、新潟市内で新工場が稼働する予定です。創業以来培ってきた技術力と熟練したものづくりを、よりグローバルな市場へ届けるため、NIIGATA として新しいステップへと踏み出します。
01新潟機械が誕生するまで
【周】
はじめて、海天グループと新潟機械の前進である
ニイガタマシンテクノ(以降 NMT)の縁ができたのが 1992 年でした。
その当時から、NMT の電動射出成形機の技術力を非常に高く評価していました。
【小林】
その後、2016 年、いろんな意味で市場が急速に変化している中、NMT と海天グループとの業務提携がスタートしました。
グローバル戦略、生産体制、調達面などで多大なサポートをいただきました。
【周】
当時の NMT は射出成形機械事業と工作機械事業を別々に運営しており、射出成形機械事業をさらに拡大のために桃山工場を取得しました。
2023 年、新潟機械株式会社は NMT から射出成形機械事業を承継し、専業メーカーとして新たな一歩を踏み出しました。
【小林】
新しいスタートを切るにあたり、限られた時間の中でひとつのチームとしてスタートできるかと心配しましたが、逆に強い団結力が生まれたと感じます。
02お互いの強みと
期待する相乗効果
【周】
新潟機械には、電動射出成形機の長い歴史があり、特に、竪型電動射出成形機が、市場でかなりシェアが持っており、製品のラインナップ、セールスネットワーク、高効率な生産体制などを整備できれば、最大限相乗効果を実現できると考えています。
そして、私の思う新潟機械の最大の強みは、人です。
日本人特有の匠の精神を持った人です。
【小林】
非常にありがたい事ですね。
1895 年の創業以来、130 年近く、途中社名に変更はありましたが、長い時間をかけてものづくりの技術を日々高めてこれたという自負はあります。
海天グループの市場を先読みする力と匠のものづくりが融合できれば、非常に大きな力になるのではないかと思っています。
更に、ものづくりを支える最新の基幹システムなど、世界一の生産量を誇る海天グループの IT や AI を活用した生産体制との連携も非常に楽しみです。
【周】
新潟機械でも最新の ERP システム導入することが決定しています。中国では最先端のソフトウエアやモバイルアプリを企業で積極的に活用しています。これにより管理業務や社内連絡を効率よく行う事が可能になりました。
【小林】
スマートフォンで全ての仕事ができる。決裁のスピード、マネジメントの効率化は目を見張るものがあります。一昔前のシステムとは比べ物にならないレベルですね。受注処理のプロセスがかなり改善されます。
03新潟機械で実現したい夢
【周】
具体的な数字だと、2024 年に生産台数を倍増させる。2025 年には、新工場が完成します。その新工場で、将来に繋がる斬新な新シリーズを開発し、販売していきたいですね。
市場のシェア率よりも、新しく誕生した新潟機械ブランドを、日本のお客様に今まで以上に信頼してもらうこと、そういうことを大切にしたいですね。新潟機械は、確かに中国の資本が入っていますが、実際のものづくりは、日本で行なっています。日本ブランドとして、日本国内、そしてグローバルに展開し、ファンを増やしていきたいです。
この点は、自信満々です。(笑)
【小林】
楽しいお話を聞けて、今日は嬉しい限りです。
夢のお話の前に、新潟機械は、新しい会社として生まれ変わり、あらゆる面で、今、未来に向けて進化しています。
いくらいいものを作っても、売れなければ鉄くずでしかない。
市場のニーズを的確につかみ、それをものづくりに繋げていくという意識を徹底しています。
【小林】
ここからは夢の話です。
まずは、販売台数を出来るだけ短期間で現状の 4、5 倍を目指したいですね。
それから従業員のために利益を出して、給料面で還元できる会社になっていかなきゃ駄目だと。
そして、新潟機械を入りたくてもなかなか入れない会社にしたいです。
それからもっと大きな夢を言えば、成形機という事業を一つの足がかりにして、総合機械メーカーを目指せれば最高だなと。
【周】
小林常務の夢に関して、私も全くの同感です。
同じ考えで非常にありがたくと思ってます。まずは我々がより競争力ある、お客さまが認める製品をつくることが最大課題です。今後、我々が日本市場、グローバル市場で成功するためには、お客さまが認める、品質、納期、サービス、価格を追求しなければいけないと思っています。